去年の秋、八幡浜へ一人旅をしました。
どうしても八幡浜へ行ってみたくて。
大阪から車を走らせます。
音楽は勿論、陰陽座。
カーステレオに合わせて口ずさみながら、眠くなると大声でシャウトしながら走りました。
やたら長いトンネルを抜けると、そこは八幡浜市でした。
「ここが皆の故郷かぁ…。」
感慨に耽りながら、八幡浜駅、黒い商店街、八幡神社、道の駅みなっと等を散策し、皆の故郷の澄んだ空気を胸いっはいに吸ってきました。
八幡浜の空気は、港町独特の潮と山の香りが混じっていました。
初めて来たのに、なんだか懐かしい気持ちになる、ほのぼのとした町でした。
時期が少しずれていたので「てやてや祭り」を観られなかったのは非常に残念でした。
名物のじゃこ天、てやてや饅頭は美味でした。
みなっとに隣接するフェリー乗り場近くの防波堤に腰を降ろし、夕日を眺めました。
夕日は旅の目的のひとつです。
そろそろ夕日が始まります。
空色はオレンジから赤へと変わり、太陽は一段と目映い輝を放ちながら高度を下げます。
赤空にピンクが混じり始めた頃、太陽から放たれる金色の光の道。
光の道は海面を走り、私の眼前まで一直線に伸びてきます。
「太陽まで歩いて行ける!。」と思わせる程の、神々しい光の道でした。
空色が徐々に紫に変わります。
いよいよ「逢魔刻」です。
「この景色を、この神秘的な空を、兄上達はいつも観ていたんだなぁ。」と、感慨に耽ってる刹那、空色は紫に黒が混じり、幻想的な空間を生み出しました。
しみじみ、「八幡浜の逢魔刻を観に来て良かったぁ。」
空は完全なる黒に落ち着きました。
みなっと内にある有名な[どーや食道]で海鮮丼を堪能し、店のご主人に「てや」「がいな」「すわ」等の八幡浜弁の語源や使い方等を教わりました。
これまで、雰囲気でしか判らなかった言葉の真意を知り、より曲に対する想い入れが強まりました。
長くなりましたが、八幡浜弁を用いた曲を中心に、その他にも似た雰囲気のある曲達をリストアップしました。
皆で、八幡浜弁で盛り上がろう!
てやてやてやてや!!
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