むー の《触発される音楽たち》特別篇 「浮かんだメロディーを歌えない こんな世の中じゃ ポイズン」

《触発される音楽たち》シリーズ 特別篇。 世界 盗作裁判シリーズ vol'２ さぁ、元気に行ってみよう！ ①② 『ブラード･ラインズ ～今夜はヘイ･ヘイ･ヘイ ♪』(13年) ＆ 『黒い夜』(77年) ファレル・ウィリアムス プロデュース、ロビン・シックの大ヒット曲『ブラード･ラインズ』。 世界各国で１位！1480万枚の売り上げを記録した スーパーヒット！ これが、マーヴィン・ゲイの家族から 「『黒い夜』の盗作だ。」 と、訴えられた。 ファレルとロビン側は、「全く 別の曲だ」と、真っ向否定。で、著作権を侵害しているか…の裁判が行われる事になった。 ロビン・シック側の弁護士は、 「誰もジャンルやスタイル、グルーヴを所有する事は出来ない。あくまで、著作権者の権利は、譜面上に書かれているものだけに限定される」 と、主張。 対するマーヴィン・ゲイ側は、 「曲は、サウンド･レコーディングの中で出来上がっていくものだ。シック側は、そうしたサウンド･レコーディングから成り立つ、音楽的構成要素をコピーすることによって、著作権侵害を犯したのだ。」 と、主張。 また、過去のロビン・シックの曲の盗用をあげ、パクリの常習者の印象操作をおこなった。 結局、ロビン・シックの過去のインタビューで、 「『黒い夜』を意識して作った。」 と、リリース当初に言ってた事が仇になり、裁判所はロビン・シックと、ファレル・ウィリアムスが著作権を侵害したと裁定、ロビン・シックに180万＄、ファレル・ウィリアムスに160万＄の支払いを命じた。 「似たように聴こえる、感じる」は、著作権の侵害にあたるのだろうか… 「もし、ビートルズがチャック・ベリーからのインスパイアを恐れていたら…」 「もし、エルトン・ジョンがビートルズからのインスパイアを恐れていたら…」 ロビン・シックとファレル・ウィリアムスの上訴のサポートに、 ジェニファー・ハドソン アース・ウィンド・アンド・ファイアー R・ケリー ハンス・ジマー ジョン・オーツ他、錚々たるメンバーが応援に回ってます。 マーヴィン・ゲイは1984年に亡くなっていますが、彼はどう感じるんでしょう…… ③④ 『ボーン･ディス･ウェイ』(11年) ＆ 『エクスプレス･ユアセルフ』(89年) 『ボーン･ディス･ウェイ』発売当初から、似ているとの指摘があった。が、周りが騒ぐだけで特に大きな問題になってはいなかった。 マドンナの娘がレディ・ガガのファンで、2009年のニューヨーク LIVEに一緒に会場に出掛けている。 マドンナはインタビューで 「あの曲は、『リスペクト･ユアセルフ』を上手くやり直しているわ。コードチェンジには聞き覚えあったし……興味深いわね。」 と言ってます。 2012年、マドンナはイスラエルのテルアビブのコンサートで、『エクスプレス･ユアセルフ』のパフォーマンス中に『ボーン･ディス･ウェイ』を混ぜて歌いました。 そして最後に 「彼女は私ではないわ」 と、論争に終止符を打ちました。……かっけー！ ⑤⑥ 『フォトグラフ』(15年) ＆ 『アメージング』(12年) 2016年 マーティン・ハリントンとトーマス・レナードと、彼らの音楽出版社のハローソングスは、 エド・シーランの『フォトグラフ』が 2012年にマット･カードルをボーカルにリリースした『アメージング』の盗作だと主張し、 2000万＄の損害賠償を求める裁判を起こしました。 マット･カードルはこの件に関係なく 「これは僕の裁判ではありません。エド・シーランは天才で、彼の成功は100％ 彼が受けるべきです」 と言ってます。 事態は2017年４月、示談で、突然終わりを迎えます。 示談の内容は、双方 発表はしていません。... ⑦⑧ 『ボラール』(08年) ＆ 『レット･イット･ゴー』(13年) 2013年の大ヒット映画『アナと雪の女王』。 興行収入は、日本で254億7000万円。全世界で12億7421万＄ (約1404億1283万円 )の超特大ヒット作！ ♪ 『アナ雪』のあるある 早く 言いたい～！『アナ雪』のあるある早く言いたい～ 『アナ雪』のあるある、早く言いたい～ あるある～早く～早く言いたい～ 「盗作だ！」と、ハイエナは群がって気がち～ ♪ と、言う事で いろいろ言われがち 😅 一応、アンデルセンの『雪の女王』が原作だが、《人語を解するトナカイ》以外 共通点が無く、ストーリーが大きく改変されてる為、 ペルーの女性作家 イザベラ･タニクミから、自身の自叙伝からの盗作だと２億5000万＄の損害賠償訴訟を起こされている。 また、日本でも『聖闘士星矢 北欧アスガルド編』との類似を指摘された。 『アナ雪』の予告編が、短編映画 『The Snowman』に酷似していると著作権侵害訴訟を起こされています。 そして、あの『レリゴー』も、チリ人歌手 ハイメ･シエロの2008年のヒット曲『ボラール』に似てると、 ディズニー、 デミ･ロヴァート ( May J. 役 )、 イディナ・メンゼル ( 松たか子役 ) を訴えました。 どうですかね、似てますかね。この『ボラール』は、カバー･ソングもあるくらい人気曲みたいですよ。 ハイメ･シエロが勝てば、億の賠償金を手に入れ、『アナ雪 ２』に『レリゴー』が かからなくなるかも…… 一攫千金！ハンター･チャンス‼️