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(時間の合間でぼちぼち作ってる映像系の記録PLです🎬 興味ある方は是非。favお気になさらず👋) 阪本順治監督。 我らが日本の引越し王こと、赤井英和主演の「どついたるねん」「王手」、日本が世界に誇る名父ちゃん役こと、杉本哲太主演「ビリケン」の新世界三部作を打ち出した阪本監督が、戦後間もない日本の音楽青年たちの音楽を通した青春と戦争の惨さを描いた名作。 「ジャズを侮辱するな」 「戦争勝ったからって偉そうに」 「誰が始めた戦争だ!?」 戦後間もない1947年。 皆が死に物狂いで生きていた日本。 働かず娯楽なんて非国民だと非難されていた時代に、軍楽隊だった広岡(萩原聖人)が、アメリカ進駐軍のクラブで収入を得るために集う4人の青年とバンドを結成。 それぞれに抱える事情と時代に翻弄されながら、敗戦国となった戦争帰還兵の青年らは、戦勝国アメリカ発祥のJAZZを通して心を通わせていく。 音楽は戦前から戦後まもないJAZZ、SWING、US/スタンダード・ポップス。 劇中では、萩原聖人、オダジョー、ムラジュン、松岡俊介、そしてニューオリンズ音楽の新たなスタイルを築いたB.B.B.Bを結成したMITCH(個人的に本作一の名役者🏆)という錚々たる面子からなるラッキーストライカーズの生演奏も見もの。 ムラジュンは、演技ではなく本物の演奏で本作に応えたいという意思があり、ピアノ指導を大橋トリオ(当時は大橋好規)に指導を依頼し実際の演奏に望んだって話してた。 映画タイトルでもある〈この世の外へ=out of this world〉はアメリカ兵が戦場に向かう仲間に贈ったJAZZのスタンダード曲との事。 本編でラッキー・ストライカーズが披露する同曲は阪本監督が作品に込めた想いとして歌詞を書き下ろし。 聴いてる風に書いてるし、「Jazz好きだよね?」ってよく言われるけどまあまあ聴いてない方だと思う、笑 なもんでJAZZフリークでもない僕から下手な事は言えんのやけど、良質な(ほぼvocal)オムニバスとしてでも楽しめると思う。 魅力高い演者を更に化かす阪本作品のキャストにはいつも期待していて、本作でも各人の泥臭さい演技が胸に迫る。 前述した新世界三部作、「傷だらけの天使」(傷天)シリーズの初期作品は今でもよく観る。 ここじゃ作れなかった「顔」って映画が、阪本作品のなかでは特に気に入ってる。
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