はいけい、マリア先生へ。

幼い頃のWelcomeListの一番上がマリア先生だった。「お友達も一緒に連れて来て下さいね」。招待状にはそう書かれていただろう。友達と一緒に一つのベッドに入ってマリア先生が歌を歌ってくれる。明日の愛の歌。今日どこかへ行ってしまっても明日、帰って来てくれる。私達のもとへ。歌が絆を産み、愛が私達を育てる。もし、マリアせんせいがうちにきてくれたら。どうやって引き止めたらいいのだろう。いい子で友達と仲良くなったらメリーボピンズみたいに飛んでいってしまう。すこし悪いこともしなくてはいけない。大佐は来ないでほしい。招待状にはどう書いたらいいのだろう。あの姉弟の１人に入れてもらってパーティでおやすみの歌を歌いたい。カーテンの生地の服で草原を姉弟で走りたいと、祈ってました。あと、子供ごころに結婚しても大佐は絶対浮気をすると思っていました。