せつない夜の Whisky Time 🥃

M8 より 君と一緒にいた時に着ていた服は全部置いていこう このエンジニアブーツだけあればいい それと革のジャケット ルビーの腕にサヨナラするんだ 俺の心は砕けたけれど 日よけをすり抜けてそっと出て行こう 君はすぐに目を覚ましてしまうだろうから 朝の光が君の顔に降り注いでいる 今や何もかもが憂鬱だ 君は枕を抱きしめている もう俺ができることは何もないな 俺はルビーの腕にサヨナラするから きっと君は次の戦士を見つけるんだろう たぶんクリスマスまでには必ずな きっと他に君を抱いてくれる人はいるさ 俺が手に取るのは 物干しにかかっているスカーフだけ 君のタンスは早足で過ぎて それと君の壊れたウインドチャイムからも サヨナラ サヨナラするよ サヨナラ ルビーの腕 俺の道は薄暗い廊下を進んでいるみたいだ そこを抜ければ朝へと続いている 貨物置き場のホームレスは いつも焚き火を絶やさない このいまいましい雨 誰か俺を列車に乗せてくれないか 俺は二度と君の唇にキスすることはない 君の心を傷つけることもない さよならするから さよならするよ さよなら ルビーの腕