極上な官能が宿る肉体〜Deep Touch

中空に浮いた月も妖艶にみえる夜。 天井の高さまである窓ガラスに手をついたまま 貴方が私の後ろから串刺しのまま、乳房をわし掴む。 恍惚に目を細める私の表情がガラスに反射した。 体の底から湧いてくる甘く痺れるような感覚。 ただ、肉体だけが貴方の淫らな愛撫に従順に従い、 酔いしれていく。 綺麗に結い上げた髪がふわりと艶めきを放ちながら、背中まである髪を、貴方が私の左肩に寄せあげる。 繰り返し同じテンポで波打つように、艶めく吐息が窓ガラスを曇らせる。