煙の奥に見たつかの間のゆらぎは 溶けたざらめの粒が夜を纏って 消えるように 気がついたら遠ざかる街並みは ゆっくりと 緑の看板越しに霞んでいく 振り返れば追い越されそうで Always Blue ずっと変わらないまま続いていく 遊覧船に乗って見渡すなら 眩しさに手のひらをそっと 重ね合わせる 錆びついた時計は長旅のあらまし 閉じたバケツの蓋もいつか 笑ってひらけるなら いつの間にかこの場所も見慣れた 景色に変わってゆく 鼻先をかすめる香り 目を閉じれば思い出せそうで Always Blue きっと新たな道へ進んでいく 航空券を買って飛び立つなら 次の街は君がもっと輝けるから Always Blue ずっと変わらないまま続いていく 遊覧船に乗って見渡すなら カメラ越しの君がそっと 微笑みかける