ゆらゆらとさまよいながら 泳いでいる 溜息と深呼吸を繰り返して 重力につかまったまま落ちてゆけば あの人の心を刺せたのでしょうか 押し寄せてくるうねりの中で その腕を手放したわたしでした どれだけ浮かべたの どれだけ進めたの どこまであなたと離れて来れたの 光を探すほど足元すくわれた 深みへもっと深い海へ落ちたよ 溺れたジェリーフィッシュ 追いかけて近付くたびに後ずさった もどかしい距離を演じて いたかったの 駆け引きをして楽しんだのは 本当はわたしひとりだけでした どれだけ浮かんでも どれだけ進んでも あなたと戯れたあの海が好きだよ 帰り道がなくてもいつか巡り逢える 淡い夢を光を見てもいいかな 無様なジェリーフィッシュ いつも笑ってた いつも浮かれてた あなたと戯れたあの海に溶けて 光を探すほど足元すくわれた 深みへもっと深い海へ落ちたよ 溺れたジェリーフィッシュ