sumiiro to geppaku

歌詞

昼間の暑さが空へ戻りゆき 開けた缶ビール 他人事の様 明るい音を鳴らす タガ外れたやるせなさ 緩んだBPM 都合よく借りて 力んだ手を少しほどく 何度目の再会か 冷め切らぬ熱とぬるい絶望 また同じ月白に塗りつぶされる 悔いを陽の目に晒してまで わざと傷口をのぞく 生々しい痛み 涙流す代わりに 血肉になるほど何度も聴いた歌に 後ろ髪を引かれ振り返れど 誰の姿も見えず 街は墨色 使い捨てた時間いくら束ねてみても ゼロが重なり焼け野原 後悔を背に書き換えた 標識が示す矢印 また同じ月白に塗りつぶされても 偶像の灯台と悔いを 陽の目に晒してまで 私が私になるまでもがき 歩き続ける 夏の夜は自分と話し過ぎてしまうな 夏の夜は自分と話し過ぎてしまうな 昼間の暑さが嘘みたいだな 歩いて帰る 缶ビールのプルタブが 眩しい音を鳴らす