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青年

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  • 2003.06.18
  • 6:00
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歌詞

ある朝 青年が目を覚ますと 窓の外 稲妻が駈け抜けてた ざばざばの雨 どろどろ降る予感が 青年に旅立ちの日を誓わせる 青年は熟いコーヒー飲んだ後で ジーンズはいて靴はいてリュックを背負って歩き出す 置いてく物は何もない すっからかかんのぽぽんぴん ぱっぱらぱぱんのかかんかん あべりべりばら ふるさとの街並みに別れを告げて でもサヨナラの言葉は飲みこんで 青年は歩き出す 歌い出す ただ一人 がむしゃらに どこまでも あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら 青年の行く手を閉ざす 山がある 道はくねくねうねって 登り坂 黒い雲 どがどか強烈沸き上がり 青年は 根性決めて空を見上げる 雨はいきなりドシャドシャぶちまける 森はごりごりがらがらハードに揺れる 青年は歩くことすら難しく 大きな樹の下に座り込み うろたえる 目をつぶればそこには暖かいママの顔 思い出はいつも ふかふか誘う それでも青年は 立ち上がる 雨よ 風よ 嵐よ 吹き荒れろよ あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら 崖っぷちを一人 青年は歩き出す 孤独の意味を冷たくしんしん胸に刻んで かすり傷に血をにじませて痛くても歩く 陽が昇る朝が来る いつか絶対来る 青年は山の頂をよじ登り 雲が割れる夜明けを待ちわびる 風の音はごうごごごごっご 激しく迫り わななくな 怖くても 涙見せるな 今 陽が昇る 陽が 今昇る はるか雲の海の向こうで弾ける光 青年はつんざくような声で叫び ここに一人 生きることを あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら あべりばらばら

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