THE X-DAY TRUMP TOWER COLLAPSES

歌詞

だから僕らの街に やって来るサーカスは そういつだって 次の街を求めてる 右手のないピエロ 読みかけの本を燃やし 暖を取る 子どもらは大人になること 急かされてる 急かされ続けて育つ 夢見る心だけ見つからんように 僕らの街にやって来たサーカスは すでに次の街を欲している 観光地として急成長したこの街だが 依然貧困に悩まされてる お祭り騒ぎの2番街に 背を向けて歩く僕の姿を 物好きな絵描きは その筆先でとらえた 合皮の靴でも 喜んで磨く老夫婦 ハイホー ハイホー 週末にまたここで会おう 小さな指先と交わした約束 冬に死んだホームレス 路地裏にしてはきついジョークです ガラスケースの中に思いを馳せる 日々 けど いつかそれも忘れて 恋に落ちる 輪っかをくぐれば アナザーワールド ホワイトタイガー 名前はレオン かわいそうなゾウのお鼻は もうこれ以上伸びないね 赤テープ あら熊さん お逃げなさい 少女を逃がした罪で捕獲 目の前に広がる光だけが全て 拍手と引き換えに失った何か 大人になったら迎えに行こう 飛行船は広告を乗せて はるか上空 不気味な笑み浮かべる 大規模プロモーションにしては 糖分多め 銀紙チョコレートの雨を降らしてる 月が散らかしたいくつかのドラマに 朝 つまずいて転ぶ ルールに噛み付いて死んだ 哲学者の歯型は まだまだ 夜から降り続いている雨に濡れて 誰にも気づかれないまま オーバーサイズのレインコート 傘はサカサマのまま ギブミーチョコレート テレビに映る ニューヒーロー 架空に片足 真実に顔面 突っ込んで 誰にもばれないように マスクの中で 秘密の歌 奏でる 大規模プロモーションにしては 糖分多め 銀紙チョコレートの雨を降らしてる レコードの針飛ばすほど 陽気な モダンジャズに体を任せて 裾の長さ 気にしながら 踊ったってつまんないでしょ 汗と肉の焼ける匂い ぶつかり合う 言葉と価値観 誰かがした耳打ち 「明日で終わり」って 振り返っても誰もいない旧市街 上空400メートルから撒かれた チョコレートの包み紙は 街の明かりを反射してキラキラ 銀紙に風景が映っては消え 映っては消えている 子どもたちは 地上で 傘を逆さまにして それらを待つ レインコートの裾は 水に浸かっているけど 誰も気にしていない