片足布団からはみ出して 眠れるほど疲れてもいない 網戸を抜けた冷たい夜の風が あの日の僕を責めている 都合の良い句読点を思い描いてる 一人の夜に ため息を吸い込んで 次はもう吐かないようにね あぁ心臓に言葉を落としてゆく 悲しみも連れ去って あの暗い夜の向こうまで あぁ今日は 君に抱きしめてほしいのさ タイマーをかけて好きな歌を 15分ただ目を閉じているだけだった 何も握っていない指の隙間を 風がなでている 都合の良い君のラストを 思い描いてる 一人の夜に ため息を吸い込んで 喉と胸の間まで あぁ背中の言葉を剥がして歩く 悲しみを連れ去って どんな朝もいらないから あぁ今日はなぜか一人が怖くなった 一緒にいたいだなんて 誰にも言えない言葉を 君には言えていたなんて ただの思い出だけどね そこには幸せはあったと 信じたくなった ため息を吸い込んで 次はもう吐かないようにね あぁ心臓に言葉を落としてゆく 悲しみを連れ去って どんな朝もいらないから あぁ今日は 今日はなぜか一人が 一人が怖くなった