逢いたくて

歌詞

ずっと、ずっと。一人で ひとつ、ふたつ。雨を数えて そっと、そっと。夜が 明ける。隙間を埋めるように じっと、じっと。目を閉じて みっつ、よっつ。息をひそめて そっと、そっと。天使が 歌う。夜明けを呪うように 一瞬も目を離したくないから 眠らずにいた あんなに近かったのに 君の吐息ももう思い出せないよ 逢いたくて ぐっと、ぐっと。指先で いつつ、むっつ。針を戻して しんと、しんと。時計は 壊れ、二度と動かない 君の名前を呼びかけたとき 声は喧騒に掻き消されたんだ あの時は言いたい ことが言えなかったのに なぜ今になって言葉が溢れ出すの 涙のように雫が落ちるとき ほんの束の間 葉を掴んだように見えた 言いかけたとき流れ星が煌めいた ずっと探してる 逢いたくて... こんな綺麗な夜空の下に 一人ぼっちになんかしないでよ 星が落ちてく空の向こうに 連れてってよ 逢いたくて... 君に出会ったとき涙が零れた 私に名前をくれたから 何千年も眠っていた氷が 解けるように 逢いたくて... 君を見れない目なんかいらない 君を聴けない耳なんかいらない 君を抱けない腕なんかいらない 逢いたくて... こんな切ないならいっそ 出会わなければよかったのに 思い出も温もりも消し去って 海の砂のように 時間を戻せばもう一度 笑ってくれるかな 逢いたくて