満天星の 花が、花が、咲いた 甘い星の生け垣だ ながめていた、僕は、僕は、 ああ、歩きだした雲のさき ふわりふわり していた 見えないはねを、いま 空にかざした 夜に鳴くたかは いまも願うか やってくる いちるのひかり 逃避行、きみと僕はうりふたつ あかりのもと、いまはバスを待つ 満天星の 花が、花が、落ちた ものがたりを語るのだ うつらうつら していた 終着駅ひとり バスを背にした 夜に泣く鷹は いまも歌うか ほうき星 まぶたを濡らして 逃避行、僕に意味をくださいな 夜空の停留所 きみを待つ 僕ら、だってひとりぼっち きみとなら、わかりあえそう 夜抱く鷹や 今日は歌えや 僕らはいちずに願ったの むせかえるるほどの 夏に溺れて ひとつ、なによりも美しいと