どこからか色褪せてしまっていたの いつ気づいたのかも覚えてないけど 冗談交じりにふわっと浮かべた 右手になにか握りしめていたような 器用な手つき 見覚えのない人形 いつでもそばにいる 器用な手つき 見覚えのない人形 纏う服増えてく あの時から絨毯の色が薄れてきて 思い出せなくなるの きっかけさえ淡く脆く 解けてしまったのに 無意識に今日もめくるカレンダー あれ、 あれもこれも変わっていないけど いつからその手を止めてしまったの いつかは止まってしまう世界 色褪せていく花びら 忘れても変わらないものだから 忘れないでいるから 束ねて 結んで 愛したものだけ あの時から絨毯の色が薄れてきて 思い出したくなるよ 今までより色濃く残る 知らない世界へと 知らない世界へと