終わりを告げた声に 返す言葉もないまま また同じ光が 僕らを追い越していく いつから始まったのかも 忘れた優しさを いつまで抱え込んで 生きていくの そっと消えてしまうような 刹那の恋は 小さな星の中で瞬いた 気づいて欲しくて 終わりを告げた夜に 僕らは夢を見たんだ 見慣れない風景に 鳴り響く鐘の音 目を覚ましたあとに 涙が流れて消えた 不揃いに並んだ 光を辿るように いつから痛かったのかも 忘れた傷跡 いつまで振りかざして 生きていくの どうにもならないことで 溢れた世界を 羨むように真っ青な太陽が 東の空を照らした ひとつ 掴み取って またひとつ失う 繰り返しだ 終わりの見えない 悲しみに泣いた空でも きっと きっと 忘れないよ 終わりを告げた声に 返す言葉もないまま ゆっくり歩き出す 鳴り止まぬ鐘の音 見上げた夜空で 涙を拭ってもう一度 届けたい願いが 光を追い越していく 未来がまた始まる