ああ また恋は棘のように いらない何もかも 僕の全てもって 言えたなら 言葉にできたら 少しは笑うかな 昨日の悴んだ手も 透明な朝も 急いで書き足した答えみたいに よそよそしい そんな顔してるのは勿体ないよ 恋の棘ならすぐ抜ける 女心は秋の空って言うよ 上り電車が横顔だけ照らして消えた いつまでも君の全部 分からないままでもいいさ 朧げなふたりの足跡も 塗り重ねれば美しい 黙り込み並ぶ街灯は ふたりを闇に描いた 儚げな君の花も葉も きっと迷いも愛おしい ああ また恋は棘のように 月曜9時の名優もクライマックスで ぼくらみたいだな 答え次第って食い下がってる 清濁併せ吞むよなやつじゃないよ 恋の棘なら放っとけず そうだ下らないことも嘘も言うよ 街の喧騒は気まぐれに味方して消え た いつの日か君は笑うの この星また回すように 問いたげな瞳も赤い腫れも 温もりあれば美しい 黙り込み並ぶ街灯は ふたりを闇に描いた 儚げな君の花も葉も きっと迷いも愛おしい ああ また恋は棘のように 君が好きだよ 恋は棘のように そんな顔してるのは勿体ないよ 恋の棘ならすぐ抜ける