妙に褪せて写った君と花束 夏、窓辺には風 あぁ、心も体も空っぽだから 空の青さが目障りだ もうさ、愛だ夢だって陳腐な言葉で 僕の心に踏み込んで来ないでくれ 思い出なんて 面影なんて どうせいつか忘れるんだ 仰ぐ空、雲一つない 藍に溺れる なぁ、知ってたんだ わかってたん だ 君も本当は偽物だ 知りたくなかっ た もう忘れさせてよ とうに消えてしまった 夢にすがったまま時間だけが過ぎて 夏と共に枯れた花、君と雲 俯けば薄くなる影 あぁ、愛も夢も、負けるかって駆け た日も 本当は全部、意味のない事だったの かな 思い出なんて 面影なんて 視ても涙流すだけだ 仰ぐ空、雲一つない 藍に溺れる なぁ、知ってたんだ わかってたん だ この胸が痛むだけなら 知らなきゃ よかった もうさ、わからないんだよ 振り返ってみれば、ほら 取るに足らない嘘ばかりだ 綺麗な日々の思い出の残渣が まだ 頭をよぎるから あの日から立ち止まっているんだ もう歩き方も忘れたよ 思い出なんて 面影なんて 抱えるだけ邪魔なゴミだ 仰ぐ空、雲一つない 藍に溺れる なぁ、夢ってなんだ 愛ってなんだ それで世界救ってみろよ 嘘ばっかだ、全部 夢も愛も思い出も もう忘れさせてよ 思い出なんて 面影なんて どうせいつか忘れるんだ