乱暴に踏み出した 足を取られ派手に転んだ 冗談にしたいけど 上手く笑えそうにないや 焦燥が生み出した 形のない憧憬(あこがれ)たちは 瞬きの間に夜の光に溶けてった ここが境界線 昨日までとこれからの僕の 境界線 慎重に でも強く踏みしめてみるよ 飛べない体を抱きしめて 歩いてゆこう 「生かされた時代を変えるような」 「捨て去るためにある 現在(いま)を」 大それた誓いをぶら下げて 向かい風を進むその意思を このままで行こうじゃないか 行けるところまでずっと 正しくはなくても 早々に吹き出した 疑問拾ってまた落ち込んで 程々にしようにも 振り払えそうにないな そりゃ最初は逃げだった 頭空っぽの過去呪った さんざんの自己嫌悪で 顔を上げたら朝だった ここが境界線 昨日までとこれからの僕の 境界線 少しずつ諦めにも似た 直向きさで 明日を紡いで どこまでも歩いていこう 「鮮やかに煌めく野望を」 「そっと穏やかに打ち砕いていく」 あの日々を嫌って駆け出した 浅はかな背中を蹴飛ばして だけどこんな逃避行を 悪くないやなんて言える 正しくはなくても 変わろうと思えばいつだって 変われると信じてたけど 変わらない自分を引きずって 歩き続けてくよ 今もまだ このままで行こうじゃないか 行ける所までずっと 正しくはなくても