君のその白い肌に 反射する虹色の光 同時に鳴る僕の鼓動はまるで… <♪> それは夜(よ)の空に色濃く咲いた 音は肩すくめ 遅刻してきた 「デートの時のさ、 君と僕みたいだ。」 光と音 哀しいほど揃わない二人 <♪> なのに君は「綺麗ね。」と一言 横顔染める花光(はなびかり)に 僕が脈打つ 並び笑う 抱きしめた距離で <♪> 並び笑う 「これも花火だね。」 つられ笑う 抱きしめた距離で 君のその白い肌に 反射する虹色の光 同時に鳴る僕の鼓動はまるで… <♪> 8月の夜のぬる風に乗り 虫たちが踊る川原でキスを 君の手にとまる蚊を睨みつけても 上がった心拍数は 下がっちゃくれないよ 大玉(おおだま)が 空を染め上げてく度 可愛くなる君の顔と 赤くなる僕 並び笑う 「これも花火だね。」 つられ笑う 抱きしめた距離で 君のその白い肌に 反射する虹色の光 同時に鳴る僕の鼓動で打ち上げた 「ありがとう。」 <♪> 光と音が 君と僕とが重なる 愛を唄うカルテット 僕は小声で 花火さんに 「ありがとう。 赤く赤く染まった 頬隠してくれて。」