隣で君がいびきをかく 私はそれを止めようとする 脱ぎ散らかした下着たちが 増えてゆく毎 乾きをあめく ああどうやら戻れないくらい ああどうやら疲れちゃったみたいだ サヨナラが下手になっていくんだ 触れないのに手離せないのは 大人になったから 君が消えてしまった夜にだけ 聴きたくなる 歌が私を連れて行こうとする まだ眠りたくはないから それでも君を体が覚えてる 口遊めば 溢れ流れる涙みたいに ひとつ ひとつ 繋ぎ合わせてく "誰か"のためのラブソング 隣で君が欠伸をする 私はそれにつられてしまう うたた寝をした君が見せる 子供のような素顔が恋しい 私が消えてしまう時に どうか泣いて欲しい 息の仕方も忘れてくれればいい 確かなことなどないから それでも君を体が覚えてる 口遊めば 溢れ流れる涙みたいに ひとつ ひとつ 繋ぎ合わせてく "誰か"のためのラブソング 隣で君が寝返りをうつ 私はそれに触れようとする