言ってるでしょ 忌憚のない実態もない想像には 大抵の場合相応の罰があるの 知っていたわどうせあなたまた 今日も知らぬふり 「もういいよ」聞こえた筈 一体いつの間に僕が 鬼になったんだか 一から十まで説明しなよ 失敗だなあなんて言葉が 浮かんでは消えてゆく 「もういいかい」口には出せず この生産性を欠いたような関係に わだかまる欲の亡者 今のうのう一等星だって言って あなたと痛いから 繋がって痛いから 全て肺に接吻、夢忘れさせて 眠るふりですらもう耐えがたいかな 激情の限り叫ばせて熱帯夜 際限のない問いばっか つかえては列をなす七畳間 言い差しては飲み込んだ言葉が 嵩を増してゆく感覚 吸った息すら 上手く吐き出せない今日だ 満員の列車は 憂いさえ拉し去るようだ あの心配性/感冒症状は 愛かはたまた偽善でしょうか 無知蒙昧な環状線を行って あなたといたいから 繋がっていたいから 今は悪夢を見たなら目を閉じて 眠るふりをしよう ああ 立つ瀬がないな 激情の限り叫ばせて ねえ あなたと痛いから 繋がって痛いから 全て肺に接吻、夢忘れさせて 眠るふりですらもう耐えがたいかな 劇場の陰で待ち合わせて あなたといたいから 繋がっていたいから 全て灰に帰すなんて言わないで! 寝苦しい夜はどうやり過ごそうかな 激情の限り、夏の終わり、 欲のままに叫ばせて熱帯夜