AWA

アナクロニズム

84
1
  • 2023.08.13
  • 4:31
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歌詞

入道雲が 遠い遠いどこか 雨を落としていた 電源を落とすと不意に映った 青空と雲はもう輪郭を帯びてた 手のひらに収まってしまうような 無機質な僕の毎日は めまぐるしくって なんだか見失いそうだ 流れる雲は空を泳いで どこから来たの?どこへ向かうの? 頭の中浮かんではまた 消えてしまいそうだった 必要のないものばっか溢れて どこかの誰かの 綺麗な思い出が乱反射して そんなの無くたって僕らは 笑えてたはずなのに 夕凪に刺す夜風が 淀んでいた僕を穿った 陽炎の向こうで光る世界を夢見てた 立ち止まって時々思うんだ 結局僕は何に触れて 何で笑って 何を思って どれくらいちゃんと今を 生きていたろう 夕立の近づく匂いと 砂浜につけた足跡とか 夏の音で目覚める朝も ここにある今だった 大切じゃないものばっか溢れて どこかの誰かと 気付いたら同じになっていて 8月の空はいつでも 変わっていく僕らを 何も無かった夏にまた 連れ出してくれそうだ 突き抜ける青が届かなくなって 橙に染まった雲は溶け また過ぎていくけど あぁ僕たちの夏は 退屈しのぎなんかじゃなかったよ な? 大切なものってなんだろう 今この場所でしか見れないものって 何だろう そんなの見つからないかも それでも忘れずにいたい なんとなくじゃない 今を 今を 望んで生きていたい そうやって 目の前にしかない今を集めて どこの誰にも 負けないくらいに燃やしていたい ちゃんとその目で見てよ 手を伸ばして触れてよ 顔を上げて歩いてよ Uh… そんなの無くたって僕らは 笑えてたはずなんだ 夏の夜風が心地よくって それだけで幸せだなって 思ってしまう僕は_

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