紫色ヴェルヴェットのドレス 長い脚を床に投げだしたまま パーティーの夜の女王のつもりなの 何も言わずに不機嫌そうにしてる そうよ、あの子はいつもひとり みんな知らない振りをしてる 青い羽の揚羽蝶みたいに 長い睫毛、それに大きな瞳 パーティーの夜は必ずいるくせに 12時すぎ、退屈そうにしてる そうよ、あの子はいつもひとり みんなあの子が好きなくせに 囁いただけで ほら、愛は消えるもの ストロボのように ほら、あっけないのよ でもあの子はお構いなし みんなおかしな連中だし 囁いただけで ほら、愛は消えるもの ストロボのように ほら、あっけないのよ 音楽が止んだ時、 パーティーも終わり 誰もあの子などもう憶えていない