朱く色づく町、眺めては思い出す この哀しみはまだ消えないよ 影が伸びる そっと触れた手を取って 人混みを抜ける 二人だけの世界へ… 少し肌寒い 高まる心臓の音 はやる気持ちだけが 闇に溶けて消えてく まだ諦めたくない 懐かしい匂い あの頃みたいに 何も恐れず進めれば 弱いボクは立ち竦む 誰も救えない ちっぽけだ 何もできないボクは 拳を握って誓うんだ それだけ 赤く染まったキミを見る 押し寄せる絶望の波 誓いを立てたのにダメだった 心に穴が空く 冷たくなったキミを抱く そばに好きな花を添えて 何もかもが遅すぎたんだ それでも伝えなきゃ 『好きだよ』