きっとそうだな絶望が 僕らの国を襲いに来た 後ろめたさと歯痒さは 現実の前にひれ伏した どこかで期待していたのに こんな筈ではと言い逃れ 大停電のどさくさに うやむやにしてみせた 死んでしまえば楽になるかい? 生きていれば 「いつか」はくるかい? あいてもいない穴を 埋めたくてもがいてた 独りぼっちの夜に灯を 雨にも負けず風にも負けず いつか誰もが忘れちゃう様な 当たり前になりたいな 昨日は家族で焼肉をした 食卓に並んだ肉の塊 今日はたくさん人が死んだ 数字となった肉の塊 わかっちゃいるけど実感がない どうせ1人じゃ何も変わらない まあそれもしょうがないよな っていう雰囲気が 僕らの未来を奪うんだ 誰も彼も愛する人の無事を 祈らずにはいられない 所詮僕ら独りぼっち でも諦めちゃいない 帰宅難民の群れから見上げた星空 あの中で君は何を思った? 無力と嘆く事がこんなにも難しい 永い永い夜だ 独りぼっちの夜に灯を 雨にも負けず風にも負けず いつか誰もが忘れちゃう様な 当たり前に私はなりたい 取るに足らない命を燃やし 雪にも夏の暑さにも負けず 変わり続ける日々を重ねて 変わらずに笑っていたいな 当たり前になりたいな 夜を過ごした 永い永い夜だ 夜を過ごした 永い永い夜だ