熱すぎた季節が過ぎ いつの間に襟を立て 凍えそうこんな夜も 慣れそうな気がして 引き出しの中 消し忘れた 君の絵が笑ってた 舞い上がれ この手を離れても 消えないで この曇り空に 残された その手の感触を 忘れぬようにと 強く握った ぎゅっと 月明かり 隠す雲が 真夜中の 街を今 光さえ 逃さないほど 暗闇に 包んでく 次第に耳を 研ぎ澄ませば 君がまた笑ってた 舞い上がれ この手を離れても 消えないで この暗い空に 叶うなら その手の温もりを もう一度と 強く握った ぎゅっと 舞い上がれ 全ての人の目に 映るほど 輝けるように 託された この夢の続きを 紡いでゆこうと 両手開いた そっと