ねえ見て 蒼く光る月が こんなに近くにあるなんて おでこにコツンとくっついたよ きみにも見せたいな ねえ驚いた きみがくれた写真が ぼくが見ている世界と全く 同じだから おでこに優しくキスをして あなたの温もりを感じたい 何億光年の距離さえも 軽々と跳び箱の上を跳ねるように きみの街から ぼくの街から まんまる満月切り取って 見せ合いっこしたよ 不思議だね きみを隣に感じてる 切ないほど広い空 ぼくたちが繋げたんだよ ねえ いつか この地球がなくなったら ふたりで あそこで きっと暮らそう 言葉も数字も 国も政治も なんにもない あの場所で この世の約束事を 恨むよりも 悲しむよりも 超えていきたい きみと きみの心に ぼくの心に まんまる満月浮かべて 照らしてあげよう きみがぼくを ぼくがきみをすぐ 見つけられるように 部屋の明かりを落として 夜空を見上げている 夜空を見上げている