ぼくのすべて

歌詞

乗り過ごしかけた中央線 飲みかけの缶コーヒー 君の嫌いな苦い味を 生温く飲み込んだ 足早に家路を急ぐ人混みに 聞こえないくらいのボリュームで 奏でた歌 あなたにとって僕が今 かけがえの無い物なら 僕が今歌うこの歌も そうなってくれるかな 「"永遠"なんて嘘だよ」と 寂しげに言うけど 僕にとっちゃ「今の君」が それに値してんだ もう疲れたよ もたれかかっていいかい？ その手の温度に産まれたての様に 今夜は眠っていいかい？ もう待てないよ 今から抱きしめていいかい？ その小さな柔らかさだけが 今、僕の全てなんだ 駆け込み乗った中央線 押し込まれ揺れていた くたびれ顔とため息を 重たそうに運ぶんだ 窓に写り込んだ顔に呆れたよ これがいつか憧れた大人の顔なのか 僕にとって何が今 かけがえのないものかな？ 分かりきってる答えでも 敢えての自問自答 "青春"なんてあの夏に 置き去りにしたけど 包み込むような声がそれを 超えて大切なんだ もう疲れたよ 背中撫でてくれるかい？ その手の温度に産まれたての様に 今夜は眠っていいかい？ もう待てないよ 強く抱きしめていいかい？ その小さな温かさだけが 今、僕の全てなんだ もう疲れたよ もたれかかっていいかい？ その手の温度に産まれたての様に 今夜は眠っていいかい？ もう待てないよ 今から抱きしめていいかい？ その小さな柔らかさだけが 今、僕の全てなんだ その小さな掌だけがそう 守りたい全てなんだ