独りだけ世界に残った様な 君がいないこの部屋は広すぎて 傷口がクチュクチュと痛み出し うずくまる私が覗いた窓に ねぇ 月が優しく笑うから 心の闇が少し濁る あぁ 君の涙に心の深い 所が 灯った気がしたんだ あぁ 月よ隠して 私の深い業みたいな黒い所 夢の中 また君が顔を出す 窓の向こう花畑で笑ってる 僕に向けて何か言葉をくれる 解らないままで夢から覚める ねぇ 君は何を想っているの? 海月の様な月を見上げた あぁ 君の涙に心の深い 所が灯った気がしたんだ あぁ 月よ隠して私の深い 悲しみの溶けたこの涙