静かな木漏れ日 あなたを想うほど強くなり 疑い始めて 溢れて止まらない幾つものエゴ この部屋は今も同じように 時が流れているから いっそ無くしてしまいたい 寂しさ思い出す前に あなたが教えてくれた 悲しみの行く先には優しい闇がある って だから居なくても平気 あなたなんて居なくても と言い聞かせてみる 二つのマグカップ ひとつはもう何も注がれない 瞼を閉じれば 溢れて止まらない二人の笑顔 写真には今とは違って 同じ未来を見る二人 いっそ忘れてしまいたい あの日出逢ったことさえも あなたが教えてくれた 苦しみの行く先には優しい闇がある って だから居なくても平気 あなたなんて居なくても と言い聞かせてみる 次に目が覚めた時は 何にもなかったような顔で 私の横にいて もうどこも行かないで 溶けてゆく雪のように あなたと歩んだ日々は あまりに儚くて もう元には戻れない もう前を見るしかないと分かった あなたが教えてくれた 悲しみの行く先には優しい闇がある って だから歩いてゆける あなたなんて居なくても と言い聞かせて 今、歩き出した