灯りのない帰り道 すれ違う人は皆 プラスチックみたいだ 冷たい鍵に 意識戻されて 営業時間外 夜を始めよっか 高層ビルの股の間 超えたところが始まりと終わり 正当化の連続でいい 頼れる今が全てでしかない 変わり移る時間の旋律 いつも見てた 自分勝手なリアル 誰も知らない ヴェールの中で 甘い雨にうたれてほどけていくんだ ひとり言もいえないままで 雰囲気匂わす 漂うスモークの匂い 夜を噛み、染み出た味は 甘さと苦さに溢れていたもので 白い夢の中 夢の中 エゴイスティックを歌い出すと 囁くように君は気味悪いと笑った 抜け出せない 夢に浸かったまま 思い出せない 歌を紡いでいる いつも見てた 自分勝手なリアル 誰も知らない ヴェールの中で 甘い雨にうたれてほどけていくんだ ひとり言も言えないままで 手繰り寄せた 記憶の片隅で 色づく気配 霞む温度に 終わりのない夜半の舞 重なる音は 遠い朝を忘れさせていく