伽藍洞 (feat. 可不)

歌詞

誰かが理想 渋谷の広告 電脳にも転がって余あまる 重ねていく無数のテクスチャ さて、結論誰になりたかったの君 性格さえ代替品だ 感情もコロコロと変わる 理由はないあの人がそうだ けれど、 その人も誰かを指さしていたのか イメージの孫引き そのレプリカは原典を亡くした虚像 その場だけ仮初の姿で価値を 失ったなれの果て 空っぽになったこの心さえも 無機質な伽藍洞 満たされた独夜を呑み込んでく 僕を呼ぶ声 原型はない 造り変えたい もらった命は引換券 中身はどう? その心ですら 移植痕切開でつぎはぎだらけ 枯れ果てた涙を探している 融けていた繊細なもの 溢れて積るのはこの自我だけ 今も残っている 誰かが理想 そう君が理想 ほんとは君になりたかったな 今となってわ何者でもない そんな僕に 「羨ましい」って君は告げた 開け放たれ空を見上げている まだ見えない究極の「空」 満たされた独夜を呑み込んでく 「おはよ」言う君 そして朝がくる