AWA

ロストランドスケープ (feat. 千)

Track byKōya Ogata

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  • 2021.05.01
  • 3:53
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歌詞

横転したトラックを横目に 防護服をきた男が通り過ぎていく かつて繁華街と呼ばれた この場所の [余白] の多くなった交差点 無造作に道端に転がる くすんだ空き瓶を拾い上げた 鏡面に曲がって映る あの時の喧騒すら今は恋しい 『昔は良かった』 と酒を飲んで語ったあの日のことは とうの昔に笑い話にも ならなくなってしまった 語る人すらもういない 届かない過去に想いを馳せる この場所だけが覚えている 失われた景色を ヒビがやがて大きくなるように 繋がりが分断されてしまった時代 本音をマスクの下に隠し薄ら笑い だがそれも嘘ではない 0と1に再構成した声で 触れられないあなたに語る愛 次第に遠くなっていった距離 それこそが病原菌 悲哀でつつまれた世界、 愛で理想を語ろうなんて アイデアもないが 来世なんてものには 期待しないで泣いた あの日の僕に献杯 臨月の女性のわずかな咳 たった一つに誰かの舌打ち 次第に車内に感染する憎しみ 一生消せないシミ 思わず目を逸らした先に 美しき誇大広告 白い歯をみせた 黒い悪意が笑っている 『正しく生きなさい』 こんな国など逃げ出したい とニュースは戦時中のように 限られたワクチンを巡り 我こそはと人の価値の争い 有り得たかもしれない幸せは 廃棄された有精卵みたい 遠い国の話ではない、 たかだか数センチ先の未来 誰かが呟いた もう終わりにしようと叫んだ 銃を捨て抱擁を交わした革命前夜 血の代わりに熱い涙を流した 緩やかな崩壊の中 誰もが手を取った その光景を見た詩人が 読んだ詩の一節を 歌うたいが口ずさんだ その歌はまるで種みたいだ いつしか芽吹いたその言葉の数々が 誰かの心の中で芽吹く頃 遠い人々の祈りになった 希望という名の大木から 木漏れ日が差し込んで やがて緑で覆われたその大地を 僕らは故郷と呼んだ 誰かが呟いた もう終わりにしようと叫んだ 銃を捨て抱擁を交わした革命前夜 血の代わりに熱い涙を流した 緩やかな崩壊の中 誰もが手を取った その光景を見た詩人が 読んだ詩の一節を 歌うたいが口ずさんだ その歌はまるで種みたいだ いつしか芽吹いたその言葉の数々が 誰かの心の中で芽吹く頃 遠い人々の祈りになった 希望という名の大木から 木漏れ日が差し込んで やがて緑で覆われたその大地を 僕らは 故郷と呼んだ かくして滅んだ人類 なんて記述にも残らない 今はもう失われてしまった話だが 僕らが必死に生きた時代 この場所だけは覚えている 失われた景色を

4曲 | 2021

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