Track byDaisuke Kazaoka
さようなら君はもう あの街に帰るんだね 僕はまた明日から これまでの暮らし 暑い夏のいつまでも 続く余韻が 僕を次の季節へと 行かせてはくれない 部屋の中に迷い込む 虫のように 僕は渦を描いて回ってる 胸の中 夢の中 行き場失った熱は 川になって 海になって ゆらゆら揺れる 路地の向こう ヒグラシの 鳴く声がこだまする 欅の木 まだ夏に しがみつく 重力に逆らわぬ 雨のように 今は緩く 湿った風の吹く方 さようなら 嗚呼 君は綺麗だった 明日には季節は きっと変わる