ひとり歩く僕の影伸びていく ぬるい夜がさらってく 茜さす君 僕の夏を染めるから 初夏 駅のホーム 映画のような君 握り締めてた淡い記憶 隙間から零れた くだらないことばかりだ 乾いた夢に泣いた 気がついたら僕はモノクロ 彩る夏の影 あぁ ひらり舞う君の ずるい青い目に 映る僕の影ひとつ 揺れる髪先 僕の胸を撫でるからまた ほら笑う君の声が 空に花を咲かせる 僕の空に花咲く 陽が沈んでゆく 伝えられないまま 重なるふたりの影帽子 夢みてまた眠る 大人になって思い出すのは あの日の天つ空 あぁ ふわり舞う君の淡いその声に 踊る僕の影ひとつ 歌う言葉全てに君がよぎるからまた 風が鳴る 色が踊る いつか聴いたあの曲も 君の歌になってく 僕の歌になってる 乾かないように忘れないように 夏影が隠す前に ありふれた言葉で君を飾りたいんだ ひらり舞う君のずるい青い目に 映る僕の影ひとつ 揺れる髪先 僕の胸を撫でるからまた ほら笑う君の声が 空に花を咲かせる 僕の空を花咲く