とっくに切れた 賞味期限の 日付と にらめっこしている 雑に被せた ラップを眺め まだ食えるさと 冷蔵庫のなか 食えないわけじゃないさ 言い聞かせた 本当の終わりはまだだ いつもそんなんだ 僕は 賞味期限と消費期限の 間にいつでも現在があるんだ 手放せない理想も あきらめきれない明日も 間に合わなかった夢の味は 知らないまま こんなはずではなかった あれもこれも 大事にとっておいたんだ 言い聞かせた 本当の終わりはまだだ 今もそんなんだ 僕は 引き伸ばした消費期限が 僕をただ腐らせていくのかい 忘れられた栄光も 行き場のないプライドも 手遅れになってそれでもまだ 引き伸ばした消費期限が 僕をただ腐らせていくのかい 手放せない理想も あきらめきれない明日も 間に合わなかった夢の味は 知らないまま 知らないまま