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カゲロウデイズ

Track byそらる

4,840
58
  • 2021.12.29
  • 3:53
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歌詞

8月15日の午後12時半くらいのこと 天気がいい 病気になりそうなほど眩しい日差し の中 することもないから君と駄弁ってい た 「でもまぁ夏は嫌いかな」 猫を撫でながら君はふてぶてしく呟 いた あぁ逃げ出した猫の後を追いかけて 飛び込んでしまったのは 赤に変わった信号機 バッと通ったトラックが 君を轢きずって泣き叫ぶ 血飛沫の色 君の香りと 混ざり合ってむせ返った 嘘みたいな陽炎が 「嘘じゃないぞ」って嗤ってる 夏の水色掻き回すような 蝉の音に全て眩んだ 目を覚ました時計の針が 鳴り響くベッドで 今は何時? 8月14日の午前12過ぎ位を指す やけに煩い蝉の声を覚えていた でもさぁ、少し不思議だなぁ 同じ公園で昨日見た夢を思い出した 「もう今日は帰ろうか」道に抜けた 時 周りの人は皆上を見上げ 口を開けていた 落下してきた鉄柱が 君を貫いて突き刺さる 劈く悲鳴と風鈴の音が 木々の隙間で空回り ワザとらしい陽炎が 「夢じゃないぞ」って嗤ってる 眩む視界に君の横顔 笑ってるような気がした 何度世界が眩んでも 陽炎が笑って奪い去る 繰り返して何十年 もうとっくに気が付いていたろ こんな良くある話なら 結末はきっとひとつだけ 繰り返した夏の日の向こう バッと押しのけ飛び込んだ 瞬間トラックにブチ当たる 血飛沫の色 君の瞳と軋む体に 乱反射して 文句ありげな陽炎に 「ざまぁみろよ」って笑ったら 実によくある夏の日のこと そんな何かがここで終わった 目を覚ました8月14日のベッドの上 少女はただ 「また駄目だったよ」 一人猫抱き抱えてた

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