離れてしまった心と心を 行きかう朝の喧噪に探した 「ここで良いから」と信号待ちで言 う 見慣れた横顔見えなくなる顔 始まる前のように 同じ世界にいないように できるかなしたくないな失う直前 急に現実になって言葉は喉に引っ掛 かって 青になる 動き出す 微笑む君が言う 二度と 会わないつもりの「元気でね」 最後に優しさはいらなかったのに 「さよなら」とか「じゃあね」とか 糸を切るように離してよねえ 会えなくなるから「元気で」と 最後まで2人想えるなら 手は離さないまま それで良いのに遠くなる いつでも後から寂しくて <♪> 終わらせたのは誰? 先に目を逸らしたのは 意地を張ってムキになった私の方で 急に愛しさが勝って 言葉がやっと声になって 赤になるその前に 君の名を呼びかけた 二度と 会わないつもりの「元気でね」 そんな優しさが大好きだったこと 「ごめんね」とかその前に言わなく ちゃ・・・ 会えなくなるから「元気で」と 気づけなくなるから「元気で」と 「さよなら」とか「じゃあね」より 大事なものを教えてくれた 会わないつもりの「元気でね」 言わせるまで分からなくてごめんね 点滅する信号が赤になる 直前で振り向いて 手を振った 君はまた 微笑んで 『元気でね』