改札間を横断中人間が流れる川 誰も俺に気付かねえ 轢き殺してやろうか 最弱なひとりぼっち ぐじゃぐじゃになった感傷を 軽蔑に変換して吐き気を抑えている 禅問答も飽きてきて 降参して眺めるのだ こんなもんだ現実は、 ってうるせえぞ黙ってろ どうなったって構わねえ心中する腹 づもりでって 飛び散らす唾が先行して 気付きゃ俺はどこへ行く どうしたってかさばるギター だけ持って 全部睨んで睨まれてる 裂傷 流れる赤い血濁りきった軽蔑で 感傷壊してしまえよ 俺はどこへ行く 白昼夢から白昼夢 2番線1番線5番線と 乗り継いでいくうちに どこに行けばいいんだっけ どこに帰ればいいんだっけ 立つ場所立つ場所どこも頼りない、 脆い感じがしてきて すっかり居場所がなくなっ ちゃったみたいだから 全員殺してやろうかなぁとか 考えだした夕方六時 沈み際真っ赤になった夕日が 人と人との隙間からドロドロと 流れ出している 裂傷 流れる赤い血濁りきった軽蔑で 感傷壊してしまえよ 俺はどこへ行く