風を切った青い箱 振り返って見えるもの アスファルト蹴り 目を凝らして 君を追い越してく あの二つ目の角を曲がれば バラ色の星回り 幸せの競争 或いは 貪欲のオールスター 何処にも行き場がないと 出た目の数だけ進んでいく この先で呼んでる僕に せめて恨まれないように 抜け出した筈のレールを 離れていないのに 足跡を探しながら 今回すルーレット 繰り返しても あの日の様に 迷子になっても 消えない僕らの足跡 重くなった青い箱 車輪の鬼ごっこ繰り返す 満腹のままで燃料切れ 君の居た場所で 幾つかの脆い橋の上で 出た目の数など切り捨てた あの日に呼んだ君の 厚かましい期待と祈りを 詰め込んだだけの荷物を 両手に抱えて 一人走りだしていた 何処かを目指して この不条理な ゲームを降りた 最後のレールで 探した誰かの足跡 風を切った青い箱 揃いの景色 見えるもの アスファルト蹴り 目を凝らして 君と追い越してく