明日晴れたら 寂しくない程度の距離感で 影を踏みつけながら照りつける 日に嫌われて歩くのさ 悲しくはないけれど不安で流れる 涙のように 教えてくれたらよかったんだ 君の言葉で 愛したその言葉で 最後の音が鳴る前にイヤホンを 外すとこが嫌いだった まだ聴いていたいのに 胸が痛いのに 瞼の裏には私だけが持つ罪悪感で 鉛色の空に「わかるよ」 なんて呟いて走るのさ ひとつだけ隠すとしたら 君の心をわかっていたこと 言ってくれるまで黙ってたんだ 君の言葉を 愛した君との 最後の日の海岸沿いで私が呟く 言葉は綺麗事だった まだ伝えたいのに 足が止まった 去る袖を掴む気も 君の足跡を追うこともないでしょう 帰り道 カーブミラー シャボン玉 寄せる波をみて 思い出すだけで 最後の音が鳴る前にイヤホンを 外すとこが嫌いだった 嫌なところばかり思い出す私を 見たら 笑うかな 胸が痛むだけ