ぼやけてく日常 涙目こすりながら歩く 痩せた頬、クラクションが鳴る 飲み込んだ言葉を酒場で吐いたら なんか嘘ついている気持ちになった 未来は暗い、から期待しない そんな日々を繰り返して 気づいたことは 何もしなくたって 世界は回っていくということだ 錆びついてしまったあの希望の唄 生き急ぐ それが普通 日々に夢中 誰も救えやしないとぼやき 嘆くこんな夜に 僕ら何を思い、何を歌い、 また信じてけばいいのかわからない や 何一つ知らぬ間に僕ら 大人になっていたんだ 「傷つけたこともあったが、 傷つけられたこともあった。 愛したいけどさ、 愛されないなら無理だ。」 そんなこと言いたいのは 僕の弱さだってわかってたつもりで も 何もわかっちゃいないんだな だから今日もこの場所で こんなことを呟くのさ 夕立が全て奪ってく 君の声は今も止まず こうしてる間にも日々は移ろう 虚しさで 何を糧に 生きりゃいい? 夕立が全て奪ってく 君の声が遠くなってく どうせまた、なんて呟く前に 何かを始めなきゃ そうわかってるんだ 何もうまく行かないんじゃなくて 何もうまく行かせられないんだろう 誰も抱きしめてくれないんじゃなく て 誰も抱きしめてやれないんだ 今さら 気づいた僕にできることを 今日もこの場所で探している内に またクラクションが鳴る