Track byOiticica
微睡み揺れる 夜の帳にはいつかの影映る 無声映画を見ている様 ガラスの中に日々を描いて 溶かした絵の具は 混ざらないまま落ちて 擦り抜けるみたい 一人を残して 微笑んだままフィルムが止まり 滲んだまま夜が重なる 無声映画を見ている様 ガラスの中続きを描いた 見紛うほど上手に出来た続きは 失うこともないただのつくりものの 話さ 溶かした絵の具は 混ざらないまま落ちて 擦り抜けるみたい 一人を残して 微睡み揺れる夜の 微睡み揺れる夜の帳に滲んでいく