ふらふらつまらない夕立ちの裂け目 覗く雨音が寂しげに 夢見心地でいられる時間は 思ってたより少し短くて もっとなんか自由があった 叶わないものはきっとなかった なんて事思い出して笑った 窓際の外伝う雨の音 鳴り止まない涙鈍色 君がくれたさよならの言葉の音が 繰り返して響くこと 悲しいのは側にいないから? それとも許せないから? 流れてく雨の雫が 全部洗い流したらいいのに 別れを告げた君と僕の恋は 愛にはなれないまま漂った そういえば最後の日もこんな風に 雨が僕らを包んでいた 二つ並んだカップの中に 注いでいた二人のすれ違い ちょっとだけほろ苦くて ミルクを足したら心地いいね 君はずるい人で、僕もずるい人で。 でも寄り添ってうまくやれてたね それだけのことで別によかった 混ざって落ちる涙がまだ 全部嘘だと胸を掴んだ ぐしゃぐしゃになった僕の顔 マスカラの落ちた君の頬 なんでと言えば取り戻せたの? わかったって大人だったの? 黒く滲んだ涙の色は 並んだほろ苦い色 別れを告げた君と僕の恋は 愛にはなれないまま漂った そういえば最後の日もこんな風に 雨が僕らを包んでいた さよならの色ってどんな色だろ? 君は子どもみたいに笑ってた さよならは張り裂けた雨の色だよ 混ざって消えてしまうけど 別れを告げた君と僕の恋は 愛にはなれないから彷徨いながら 最後の言葉をかき消して 雨が僕らを包んでたんだ 別れた君と僕の恋の痕 愛にはなれないおもちゃの音色 時間が経てば想い出になるんだね 冷めたコーヒーみたいに