心のおもむくまま

歌は世につれ世は歌につれつれづれなるまま心のおもむくままふらりふらりの風来坊。本来根っからそんなもの。政治だの経済だのしちめんどくさいものにはいたって無関心。歌だの文学だの映画だの人の作り成す美と五官の快楽にのみ心傾け滋養となしまた自らも猿真似嗜む自由人。 さにありながら昨今世を覆うがごとき不穏なる潮流に脅かされ危機を感じるは即ちひとえに我が心の自由の喪失なり。世の憂い増すごとに物語など架空の世界に遊ぶゆとりを失い只この奇妙なる現実世界のからくり探求に心費やす消耗の日々。 知って知らぬふりの不正直は武士の名折れとは先人先達の御金言。みすみす悪の奸計によって同胞らの弑される被害最小限なるを願い身の丈三寸の分を弁えつつ周囲近々への説諭説得の日に暮らす。 願わくはお上の英断下りて一切の暗雲祓われるその暁大安心の元に政を彼に託す日の来たらんことを。 事其処に至りてようやく覆水の盆に返りたるは我が境地。本地の住まいなり。世間に若干距離おくはぐれ雲のごとくふわりふわりと漂いながら市井の暮らし泣き笑い人情紙風船のよしなしごとなど心ゆくままに戯れたし。 詮ずるところ我が望みとてこれより他には無きものなりとつらつら思案いたしおり早漏💦😧ｱｯ