考える、考える、考える

歌詞

人生を水の中に喩える 息を吸おうと、もがけばもがくほど 生命に直結する行動を忘れてしまう なんでだよ　なんでこうなるんだよ 交錯する思考回路 生きているだけでこんなにも 足先に触れていた地面はなくなって また息をのむ こわくないこわくないと 誰かがそばで 優しく背中を さすっていてくれていたなら ごく簡単で大切な物事を 忘れずにいられたのかな たまに心地よく息を吸えても それは一過性 そのときに戻れるはずと ファントムを追いかける日曜 目の前に 少しの幸せをぶらさげられて 死にはしない痛みのなかを 走り回ってる畜生 君が「考えすぎだよ」っていった あの日のことを考えてる たまに忘れる　生活の困窮 その他別の不安について 考えているときはね 不安で別の不安を どす黒く塗りつぶす 水面から顔をだして 必死に手で水をかく 溺れる その恐怖からうまく息が吸えない 苦しいという感情に支配されれば、 手も止まるから考えない でも、苦悩は止まらない 寝ていても動いている夢を見る 暗い霧の中 速度をもったまま逃げているのか 追っているのか 溺れる前だっていうのに 君があの日 「考えすぎだよ」って いったことを考えてる 人生を水の中に喩える つまさきが地面を 離れてしまったときのような 得体のしれないなにかが 触れたときのような 底の見えない暗さを みてしまったときのような 落下することを考えたら 脱力を考える そうすると浮きすぎる 空気がなくなる また別のイメージで 神経を尖らせて　しがみつく 沈んじまうよ。　不感症のマグロ 申し訳なさなのか、 偽善なのか考える週七日 寝ても覚めても起きて 息を吸うことだけを考える 考える　考えるのトリガーで 君をまた思い出す あの日の悲しい母の目 を思い出す　思い出す 考える　考える　考える と不安が減る　不安が増える 考える　さんざめく 考える 考える 考える 考える 考える そうこうしてる間に息を忘れ 水面から顔出して　空は夕暮れ 六時間か七時間の睡眠は気休め 夢のなかで考えないことを 考えて眠れ 溺れそうなのに君のことを考える これはやさしさの実証に なるかもと考える そんな利己的な自己は 自尊心のかたまりで嫌になる 考える 考える 考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 溺れそうなのに　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考えないことを考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 溺れそうなのに　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える あの日　君が「考えすぎだよ」って 言ったことを　考える 夢の続き　考える 月曜の仕事　考える 母の沈黙　考える 夕焼けの色　考える もがきながら　考える 動き続け　考える 息をすること　考える 考えていることを考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 溺れそうなのに　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考えないことを考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える 溺れそうなのに　考える 考える　考える　考える 考える　考える　考える あの日　君が「考えすぎだよ」って 言ったことを　考える