なびく風に揺れる影伸びて 熱を追い立てる 鳴き声が揺らぐ日の景色 舌打ちを立てた まぶしさ逸らして 水際下りて 癒した足先から 日々を嫌う 赤い顔が冷めるまでに 雲は向こう側立ち上がって ただ逃げるように生きてる 青いだけの虫だ むせるような憂いやため息が 茹って消えてった 昏りの虫はあといくつ 生きられるかな まぶしさ眩んで 水際蹴って ふやけた足先から 陽が落ちる 赤い顔が冷めるまでに 雲は向こう側立ち上がって ただ嘘をついて生きてる 青いだけの虫だ 夏を溶かすほどの熟れた日 若さを返した僕ら ただ逃げるように生きてる 青いだけの虫だ