余力で生きる安い運命を 歩みきったら いくら貰えるの? 眠らなくても朝は来るみたい 霞む視界の先で白くなる 僕の欠けた指から生えてくる 赤い小さな双葉 比べたがる 何もないからだよ 誰も知らず死に損なう くしゃくしゃにされる僕なんか 君が思うよりずっとずっと何もない 余力で生きる安い運命を 歩みきったら いくら貰えるの? 眠らなくても朝は来るみたい 赤く染まる俺が見えないのか この毒薬はまだとどめを刺さない 冬の夢は浅く それでも溺れそう 生きているよ 俺は生きている 比べたがる 何もないからだよ 僕には