夕日を見ていた 自転車の荷台に君を ぐらぐらのカゴには夢を オレンジの風はいつまでも吹き 続けてくと思うんだ なびいてるシャツはまるで 待ち受けてる未来のように 愉快に 不規則にめくるめく 夕日を見ていた 夕日を見ていた あなたを見ていたよ あなたを見ていた 5月 夕方の5時 鳥の影 猫の声 鉛筆転がして行く先を決めた僕らは 馬鹿だろうか 怖いものは何も無いと盲目のフリ ついに君がフィラメント 燃やしたのさ 夕日が綺麗だ 夕日が綺麗だ あなたが綺麗だよ あなたが綺麗だ 真赤な空の下で会う 心の中でなら会える 無くしたものは何だろう 手に入れたものは何だろう 大事にしてきたものは 案外どうでもいいことだったり 琥珀の中に詰まった思い出 つまみ上げたなら空に投げるのさ 夕日を見ていた 夕日を見ていた あなたを見ていたよ あなたを見ていた どうしようもないほど 走って叫びたい あなたに会いたいよ 夕日を見ていた